表示灯のデジタルサイネージ開発者コラム

拡大するデジタルサイネージ市場

デジタルサイネージの市場規模はまだ拡大中

現在、日常生活の中で色々な場所でデジタルサイネージの技術は使われており、富士キメラ総研が2017年に発表した「デジタルサイネージ市場総調査2017」によると2016年の国内デジタルサイネージ広告市場は、1,341億円になっています。さらにこれからの予測として2020年には、2,500億円と予測されています。このようにデジタルサイネージは、いつでもどこでも誰にでも情報を伝えられる新しいメディアとして定着し、そして拡大をしているのです。

デジタルサイネージの活用事例

印刷物と違いすぐにデータの入れ替えができるなど利便性に優れているデジタルサイネージはイベントなどの一時的に利用するシーンにも活用されています。具体的にどのようなものに使われているのか具体例を紹介しましょう。

デジタルサイネージによる電子案内板(電子看板)

企業の使用例として、電子案内板としてデジタルサイネージが利用されています。

たとえば、ホテルでは毎日色々な情報を書き換えています。ポスターを張り替えたり、案内板にあるご予約の方のお名前パネルを入れ替えたり、さらにホテル内の展示物を常に新しく制作したりなどホテルはお客様に常に新しい情報をお届けすることが必要です。こういう作業を行うのはとても労力が必要となります。デジタルサイネージであればこのような労力はまったく必要なくなります。パソコンで作成したデータをそのまま使えるからです。パソコンでポスターを作成して、それをUSBメモリに保存して、後は本体に挿せばすぐに再生できる仕組みになっています。また、管理用のパソコンから操作をすることによって、表示されている情報を変更することもできます。省スペースであり、とても効率よく情報を発信できるため、色々な場所で使われています。印刷をする必要がなくなるため、エコにもつながります。

電子カタログとして利用

デジタルサイネージによる電子カタログは色々な店舗で使われています。店舗内でカタログデータを快適に閲覧できるようにアプリ化されているものがあります。デジタルサイネージの技術による電子カタログアプリはとても便利です。すぐにその店舗内にある商品の情報を得ることができます。電子ブック形式や詳細表示形式などさまざまな形によるアプリが登場しています。それぞれの店舗に合ったアプリを作り、デジタルサイネージとして利用できるのです。

 

インバウンドにも対応、多言語対応しているデジタルサイネージ

身近なところではスーパーマーケットや金融機関などにも設置され多くの方に情報を届けています。

駅や空港内では外国人に対応して多国語対応しているデジタルサイネージ、電子案内板を見たことのある方は多いでしょう。デジタルサイネージは自治体などの公共施設の周辺案内図や観光情報ツールとして利用されています。

駅や役所に設置している地図にタッチパネル式のデジタルサイネージの場合、タッチパネルで多言語に切替可能で、かつ固定式のパネルでは実現しえない現在地から目的地までのルート検索も行えるなど、デジタルサイネージで利用者が必要な情報を見て、触れて確認できる、より親しみやすくなっています。

また、デジタルサイネージの利便性を生かすことで定期的に地図のメンテナンスをすれば常に新しい情報を届けることができるのです。

また公的な機関にデジタルサイネージが設置されている際には緊急情報を流す、という公的な目的のために利用されていることもあります。他には、街中にデジタルサイネージを利用した空間アートを創出することによって、美観を向上させる目的で使われていることもあるのです。

 

海外の一歩先をいくデジタルサイネージの活用事例

海外での活用事例も、さまざまなものがあります。

アメリカ・ニューヨークのTimes Squareでは、ディズニーが視聴者参加型のARビルボードを設置し、ディズニーキャラクターと遊べる空間をつくり、体験型のプロモーションを行いました。その場を訪れた人達がタイムズスクエアに設置された丸い円が描かれた指定のポイントに立つと、デジタルサイネージの画面キャラクターと一緒に映る仕組みをつくりあげました。

韓国では、英スーパーマーケットチェーンTesco(テスコ)が地下鉄広告としてデジタルサイネージを利用しています。実際の店舗と同じような商品の配置で商品を選ぶことができます。選んだ商品は、QRコードをスマホで読み取り購入、自宅まで配送できるそうです。

つまり、デジタルサイネージで駅に仮想店舗をつくり商品の購入までを行っているのです。

高級ファッションブランド、レベッカ・ミンコフは、ソーホー、ニューヨークのリアル店舗で、デジタルサイネージを使って顧客への追加販売を行っています。試着室の壁が大型ミラーになっているデジタルサイネージで試着する商品を選ぶと、その商品に合ったおすすめの商品を表示するという仕組みで顧客に購買体験をさせています。

デジタルサイネージの今後

今後デジタルサイネージは平面的な情報だけでなく、さまざまな技術を実験するために使われていくでしょう。例えば、香りを放つ装置や視聴者によって表示内容を変える技術、電子機器との連携などが既に計画されています。

これまでは技術的に不可能だったことがデジタルサイネージによって可能になることも増えるかもしれません。

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