
掲載情報は2026年5月時点の内容です。
北アルプスの山々に抱かれた岐阜県の飛騨高山は、飛騨山脈の清冽な水と厳しい寒暖差に育まれてきた土地。城下町の外れを流れる宮川や周囲の里山を歩きながら、この地の自然とともにある暮らしの背景に触れてみましょう。豊富な伏流水を生かした酒造りも、この土地を語るうえで欠かせない文化のひとつ。古い町並に点在する酒蔵で地酒を味わい、山の幸を生かした郷土料理とともに楽しめば、この地で受け継がれてきた自然と人の関係性を実感できる旅になります。
高山・北陸エリア周遊きっぷは、このエリアの新幹線、特急、普通列車(新快速、快速を含む)、バスの一部エリアが5日間乗り放題。事前予約をすれば、最大6列車まで普通車指定席のご利用も可能です。旅行会社や一部の駅で購入・引換することができます。

飛騨高山は北アルプスの山々に囲まれ、雪解け水や伏流水に恵まれた土地です。ロープウェイで山々を望めば、この地の豊かで険しい自然美を実感できます。また町を流れる宮川沿いや郊外の里山を歩けば、酒造りを支えてきた水の豊かさを垣間見ることができます。この自然条件こそが、飛騨の淡麗でキレのある酒の土台となっているのです。

江戸時代の面影を残す古い町並には、今もなお酒造りを続ける蔵元が点在しています。白壁と杉玉のある風景を眺めながら、試飲を通して蔵ごとの味わいの違いを楽しむのも、この町ならではの体験です。町歩きのなかで、酒が日常文化として息づいていることが感じられます。

飛騨牛や山菜、朴葉味噌など、寒冷な気候が育んだ郷土料理は、地酒との相性バツグンです。料理と酒を一緒に楽しむことで、自然条件から暮らし、食文化へと脈々とつながる流れが見えてきます。
新穂高ロープウェイバス停から徒歩すぐ(新穂高温泉駅)




新穂高温泉駅から2つのロープウェイを乗り継ぎ、標高差は1000m以上。2階建てゴンドラの第2ロープウェイからはイロハモミジ、ブナ、ミズナラなど紅葉した山容が圧巻だ。終点の西穂高口駅では槍ヶ岳や西穂高岳などを展望。
高山駅から徒歩15分




二木公太郎さんが16代目を務める老舗で、高山唯一の吟醸蔵。初代が石川県出身なので屋号は「加賀屋」を掲げる。春~夏の「大吟醸 生酒 氷室」、晩秋~冬の「大吟醸ひやおろし 秋麗(しゅうれい)の炎(ほのお)」と、旬の味を大切にしている。
高山駅から徒歩13分






天保10年(1839)創業。米を和窯と甑(こしき)で蒸し、自然の冷気でゆっくり冷やす、むかしながらの手作り少量生産にこだわる。酒造好適米「ひだほまれ」を100%使用。にごり酒以外はすべて熟成古酒で、これで仕込んだ梅酒も人気だ。
古い町並口バス停から徒歩4分

酒米の米粉から作られ始めたといわれる高山の団子。福太郎の「みだらしだんご」は1本90円。醬油の香ばしさ、もちもちとした食感がたまらない。
高山駅から徒歩10分

「あげづけ」5枚入り270円は人気のローカルフードで、厚めの油揚げに染み込んだ独自調合の醬油ダレが口の中に広がる。持ち帰って食前にトースターで焼くと◎。
時間に余裕があれば訪れたい寄り道スポット

高山市には江戸時代後期~明治時代の町家建築が立ち並ぶ。

宮川にかかる朱色の橋で、高山市の象徴。1925年の付け替えから100年以上高山市を見守っている。
名古屋から飛騨高山へは、特急ひだで最も早く移動できます。車窓からは木曽川や山間の景色を望むことができます。そのほか名古屋駅からは直通高速バスも出ているので、スケジュールに合わせて選ぶのがおすすめです。
エリア内の新幹線、特急、普通列車(新快速、快速を含む)、バスの一部エリアが5日間乗り放題になるお得なきっぷです。旅行の前に各旅行会社や、当日一部の駅で購入できます。
路線バスでは、ICカード、クレジットカードは使用できません。現金でのお支払いのみとなります。5000円札、1万円札も使用できませんので、ご注意ください。乗車時には番号の書かれた整理券をとり、降車時に運転手の横の箱に運賃と整理券を入れましょう。
高山市内を流れる宮川沿いでは、毎朝「宮川朝市」が開催されます。地元の野菜や民芸品などが並ぶ活気あふれる市場では、地元の飛騨弁が飛び交います。
秋に落葉した朴葉の上に味噌、刻んだねぎ、しいたけなどをのせて、焼いて食べる郷土料理で、白いご飯はもちろん、地酒にもぴったりです。
例年11月下旬~12月上旬から、新酒の販売が始まります。搾りたてならではのフレッシュな味わいを楽しむなら、ぜひ冬の高山に訪れましょう。
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